
このような疑問にお答えします。
ME2種では120問のマーク問題に加えて、小論文が出題されます。
「ただでさえマーク問題で手を焼いているのに、小論文まで手が回らないよ...」
という方も安心してください。
小論文は本記事で話す3つの内容をおさえておけば、小論文は全然難しいものではありません。
この記事を読んで、小論文の苦手意識を取っ払っていきましょう!
本記事の内容
・小論文の基本は
・小論文で気を付けること
・小論文以外の大切なこと
ME2種・小論文の基本
まずME2種の小論文はどのように出題されるか見ていきましょう。
必要な文字数は?
ME2種の小論文で必要な文字数は400~600文字です。
注意ポイント
400文字に満たさなかった場合は、問答無用で不合格となります。(改行によりできた余白は含めずに考える)
いくらマーク問題で得点できていても、小論文の文字数が足りなくて不合格になったら元の子もないです。
小論文は全体の9割以上(540字以上)を書くことをオススメします。
これだけ書いておけば、文字数が足りないという事態は発生しないでしょう。
ME2種・小論文の出題形式は?
小論文の出題形式は大きく以下の3つに分類されます。
・○○について意見を述べる形式。
・図や表を見て問題を答える形式。
・ME技術の観点から意見を述べる形式。
○○についてというのは、最近の技術(情報通信技術やAI)の発展について、医療分野でどのように応用させるかが問われるケースが多いです。

ME2種・小論文の過去問は?
出題される問題のイメージが湧きやすいよう、第36回から第40回までの過去問を見ていきましょう。
第36回
「今後ICTによる医療、介護、福祉分野での応用事例について1つあげ、ME技術の面から意見を述べ、400字以上600字以内で記述しなさい」
※本記事では省略しましたが、実際の問題ではICT(情報通信技術)の説明が詳しくされています。
第37回
「産業用ロボットばかりでなく、手術用ロボットや介護用ロボットなど、今や医療福祉の世界でも種々のロボットが開発されている。そこで未来の医療福祉用ロボットについて、あなたの考えを400字以上600字以内で記述しなさい。」
第38回
「医療シミュレーションの利用について、あなたの考えを400字以上600字以内で記述しなさい。」
第39回
「人が学習し物事を判断するのと同じように、コンピュータに学習教材を与え自ら学ばせることで独自の判断基準を持ち、問いに対する答えを提示する人工知能(AI)技術の進展が目覚ましい。AI技術が提供する新しい医療について、あなたの考えを400字以上600字以内で記述しなさい。」
第40回
「ME機器を管理する者に必要な能力を3つあげて、あなたの考えを400字以上600字以内で記述しなさい。」
このような問題が出題されます。
問題の全文や、さらに前の年の過去問を見たい方は、ME技術教育委員会公式HPをご覧ください。
小論文で気を付けること
次に小論文で「これだけは気を付けよう」というルールを紹介します。
語尾をそろえる
これはもう基本中の基本かもしれませんが、語尾はそろえましょう。
語尾には「です・ます」体と、「だ・である」体がありますがその2つが混ざらないようにします。
小論文では基本的に「だ・である」体を使用するようにしてください。
話し言葉はNG
小論文で話し言葉を使用するのはNGです。
例えば「~だから」や「すごい」などです。
LINEやSNSを普段使っているクセで、小論文中につい話し言葉が出てしまわないように気を付けましょう。

略語はNG
小論文では略語もNGです。
「バイト」や「スマホ」も「アルバイト」、「スマートフォン」などの正式名称で書くように気を付けましょう。

小論文以外の大切なこと
ここまで小論文の基本事項を述べてきましたが、ここでME2種における”小論文”の立ち位置について再度確認します。
本命はマーク問題
忘れてはいけないのは本命はマーク問題だということです。
いくら小論文の文字数が足りていて素晴らしい内容でも、マーク問題で点が取れていなかったら不合格になります。

本命のマーク問題の勉強に時間を使うようにしてください。
ME2種の勉強方法や過去問の使い方はこちらから
小論文は○○な人に重要
小論文は合格点ギリギリな人にとっては重要になります。

その理由は、ME2種を採点する人たちの立場を想像すれば解決できます。
マーク問題は機械で採点されますが、
小論文は機械では採点できませんよね。
毎年5,000人を超える応募者全員の小論文を採点するのは骨が折れる作業です。
そこで小論文の採点の前に、受験者の選別をしていくのです。
明らかにマーク問題で合格点に達していない人の小論文は、見る必要がありません。
また合格点を超えている人の小論文は、文字数が足りていて、最低限問題にそった解答さえできていれば内容を深く見る必要はないです。
そのため合格点ギリギリの人たちが、合否判定の材料として小論文が使われるのです。
※ME技術教育委員会は合格判定の選考基準を公開していないため、あくまでこれらの情報は筆者の推測となります。
小論文を意識しすぎない
最終的にいえるのは、小論文を意識しすぎるなということです。
ME2種の勉強をして医用工学について学んでいる人たちなら、小論文の試験はおまけのようなものです。
「私は医用工学についての知識が不足しているな...」と感じる人は、ニュースや新聞で医療関係のことを調べる習慣をつけてみましょう。
きっとあなたが学んでいることニュースが結びついて、あなたなりの意見で小論文を書けるようになります。
【<<ME2種】参考書のおすすめは?合格者が選んだ参考書3選!【2020年版】
結論:マーク問題の勉強をしておけばOK
いかがだったでしょうか?
本記事では小論文を乗り越えるために必要な3つの内容(視点)について解説しました。
この記事を見て「まだ知識が足りないな」と思ったら勉強をして力を身に着ければ良いのです。
あなたが本番で良い結果がだせるように筆者は応援しています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!